Steam · アクション · アドベンチャー

アサシン クリード シャドウズ

アサシン クリード シャドウズ レビュー:手応えの分かれた二人の挙動と確かな攻防の面白さ. 奈緒江の身軽な立ち回りと弥助の重い一撃で操作感が明確に分かれており、近接アクションの入力反応と攻防のテンポはきっちり仕上がっている。

斬鉄 · 2025年3月20日 · PC版で約18時間プレイ。奈緒江と弥助の双方で拠点の制圧と探索を一通り進めた段階。

触ってすぐ分かる二人の立ち回りと入力の感触

パッドを握って少し歩かせた時点で、二人の手触りの違いがはっきり伝わってきた。忍の奈緒江は踏み込みが軽く、入力に対する反応も素早い。方向転換での足の引っかかりが少なく、段差の乗り越えやダッシュの出だしに余計なもたつきを感じさせない。

一方で弥助は腰を落とした重厚な挙動だ。走りの初速や旋回にわずかな慣性が乗るため、最初は少し重く感じる。だが武器を構えた瞬間にその重さがそのまま打撃の説得力に変わる。ボタンを押してから攻撃判定が出るまでの溜めと、敵に刃が当たった瞬間の止めが効いていて、大味な大振りアクションにはなっていない。

どちらを動かしていても、ボタン入力から技の出だしまでに不自然な遅延が挟まるような嫌な重さはなかった。アクションの手触りを第一に気にする身としては、この初動の素直さだけでまず及第点を出せる。

奈緒江による高所からの索敵。足回りの反応は軽く、姿勢変更も素早い。
奈緒江による高所からの索敵。足回りの反応は軽く、姿勢変更も素早い。

鉤縄を使った立体移動と奈緒江の潜入

奈緒江の武器は素早さと道具立てだ。今回追加された鉤縄は、狙った梁や屋根の端へ素早く引っかかり、余計なぶら下がり硬直を残さずに身体を引き上げてくれる。足場から足場への飛び移りも吸い付きが過剰すぎず、狙った地点へまっすぐ身体を運べるのが心地よい。

光と影を使った潜入も理不尽さがない。敵の視線が通る明るい場所と、姿を隠せる暗がりの境目が視覚的にも掴みやすい。手裏剣で遠くの灯りを壊したり、煙幕を投げて視界を奪ったりした直後、隠し刃で首元を刈り取る一連の流れに引っかかりがなかった。

暗殺時のモーションが長すぎて周囲の番兵に理不尽に見つかるような場面も今のところ起きていない。仕留めたあとの硬直が短いため、すぐに次の物陰へ滑り込める。判定の割り切りがタイトで、ステルスにありがちな理不尽な見失いや即座の発覚に苛立つ回数は少なかった。

屋根伝いに潜入する場面。鉤縄の挙動は素直で移動の硬直も短い。
屋根伝いに潜入する場面。鉤縄の挙動は素直で移動の硬直も短い。

弥助の近接戦闘と刀・薙刀の判定

弥助の戦闘は打って変わって真っ向勝負だ。刀と薙刀を扱えるが、どちらも武器ごとの間合いの違いがきっちり設定されている。刀は踏み込みが鋭く、薙刀は左右の薙ぎ払いで複数の番兵をまとめて巻き込める。弓による遠距離排除も引き絞りの重みがあって狙いをつけやすい。

攻撃を弾いたときの手応えが硬質で、受け付けの猶予も広すぎず狭すぎずの絶妙なところに収まっている。適当にボタンを連打していると敵の反撃を食らうが、相手の太刀筋をしっかり見てから合わせれば気持ちよく体勢を崩せる。敵の攻撃判定が理不尽に伸びて吸い寄せられるような場面もなく、見切ってかわす動きが成立する。

ただ、壁際や狭い屋内で複数の敵に囲まれた際、カメラが背中に寄りすぎて周囲の太刀筋が見えなくなる瞬間があった。攻撃を重ねる爽快感はあるだけに、視界外からの差し込みで削られる場面だけは惜しい。

弥助の刀による近接戦闘。相手の振りに合わせた弾きと間合いの管理が重要になる。
弥助の刀による近接戦闘。相手の振りに合わせた弾きと間合いの管理が重要になる。

Anvilエンジンの描画負荷と価格設定

最新のAnvilエンジンを採用したグラフィックは、雨で濡れた瓦の反射や風で揺れる桜、木造家屋の損壊表現など見どころが多い。そのぶん描画負荷は高めで、天候の変化やパーティクルが重なる場面ではフレームレートの維持にマシンスペックが要求される。設定を詰めて安定させないと入力のリズムが狂うため、PC版ではまず描画負荷の調整を優先したほうがいい。

本作は日本語音声に標準対応している。城下の喧騒や番兵同士の雑談が自然と耳へ入ってくるため、潜入中に字幕を目で追う手間がない。耳からの情報で即座に状況を判断できるのはありがたい。

通常版の価格は9,790円と、フルプライスの中でも高めの部類に入る。それでも二人の主人公でアクションの味付けを根本から変えており、近接の攻防が雑な殴り合いに堕ちていない点は評価できる。大味なオープンワールドを警戒しているアクション好きでも、腰を据えて挑む価値はある。

関連レビュー

もっと見る ›

コメント 21

人気順新着順

★ 人気コメント

どうしよ3月21日 18:16

弥助の一撃が重くて気持ちいいw でも室内だとカメラが壁に埋まるのは笑うw

きつねうどん3月20日 22:24

今回のアクションは楽しそうだなとは思うけど、やっぱり9790円は俺には高い。セール待ち安定ですかね (´・ω・`) 操作の手応えがいいってのは気になるから、値下がり待ちでウィッシュリストに入れときます。

daiki513月24日 13:03

戦国時代を舞台にしたオープンワールドということで、フレーバーテキストや街中の看板の翻訳がどれだけ丁寧か気になる。日本語音声が標準なのは助かるが、固有名詞の読みが歴史資料と合っているかまでは確認できてない。アクションの粗は気にならないというか、むしろああいう手応えが好みだ。カメラが壁に埋まる現象は確かに起こるが、そもそも屋内戦では奈緒江の小回りを生かして立ち回れば回避できる範囲だと思う。弥助で無理に突っ込むからああなる。あとクリア後に解放される要素について何か情報持ってる人居たら教えてほしい。

†紅蓮の翼†3月20日 18:20

奈緒江のパリィ判定マジシビアで燃えるわwこれボス投殺するの絶対楽しいやつだろ。この難易度で文句言ってるやつは甘え。

中野のケンタ3月21日 06:17

@†紅蓮の翼†パリィ判定のシビアさは、昔の格闘ゲームの入力受付時間を思い出させるな。壁際でカメラが寄るのも、画面端の攻防に似て慣れればなんとかなる。

いてて3月22日 21:04

@†紅蓮の翼†パリィがシビアで燃えるとか言うてるやつおるけど、お前それもう単に判定が厳しいだけやろがい。シビアと理不尽の区別ついとるか?壁際のカメラも、そもそも壁際で多対一にならんように動くのが基本やし、文句ばっか言う前に操作見直せ。

q3月20日 19:40

カメラが寄りすぎる件っすけど、設定いじって視野角広げると大分マシになるっすよ。壁際でも戦いやすくなるはずっす。

姫路のショウ3月20日 19:50

@qいやFOVいじってもカメラ追従の仕様そのものが終わってるだろ 草 そもそも近接のヒットボックス判定が重いせいで壁際で被弾後の硬直解除までラグあるのが論外。最適化不足でFPSも安定しないしこの負荷ならもっと画質設定の詳細詰めさせろよ。現環境だと奈緒江一択で弥助を使う理由がマジで皆無だろ。DPSも立ち回りも中途半端すぎる。

q3月22日 09:18

@姫路のショウ壁際でカメラが寄る問題、視野角より先に自分が壁を背にしない動き方でだいぶ減らせるっすよ。スティックだけだと壁に入り込むんで、位置取りを横にずらすのが先決っすね。弥助は特に屋内より開けた場所で使う方が重さが活きるっす。

斬鉄3月23日 00:11

@姫路のショウ壁際でカメラが見づらくなるのは確かにイラッとする。ただ弥助が一撃重いぶん、狭い部屋で乱戦やるより開けた場所で敵を迎え撃つように立ち回るとちゃんと強いよ。二人で操作感が全然違うから、状況見て使い分けられるかが鍵だと思う。

船橋のこうた3月20日 20:14

9790円は正直きついwでもアクションは悪くないしセールきたら即買いレベルかな。価格だけで見ると少し高い気がしちゃう。

ジャイ子の先輩3月20日 20:15

@船橋のこうた根本的に破綻してるとは思わないけどな。奈緒江と弥助で操作感が全然違うだけでも触る価値あるし、攻防しっかりしてて面白いよ。9790円払って損した気はしてない。

きつねうどん3月20日 22:24

@船橋のこうた今回のアクションは楽しそうだなとは思うけど、やっぱり9790円は俺には高い。セール待ち安定ですかね (´・ω・`) 操作の手応えがいいってのは気になるから、値下がり待ちでウィッシュリストに入れときます。

kenji08123月20日 22:13

世間では評価高いけど…正直カメラワークで酔う…屋内戦はもっとスムーズにしてほしかった…

q3月21日 14:04

攻防のテンポはリズムゲームの譜面を覚える感覚に近いっす。まずは相手のモーションを把握したら安定すると思うんで、そこを意識すると楽になるすよ。

どうしよ3月21日 18:16

弥助の一撃が重くて気持ちいいw でも室内だとカメラが壁に埋まるのは笑うw

漆黒の零3月21日 18:57

9790円は高すぎ。割引待ちします。

†紫苑†3月22日 13:35

ねえ、奈緒江のパリィってコツあるんすかね?自分は最初のボスで何回も死んでるんですけど…弥助のほうが楽とかあります?

カツオの筆箱3月27日 21:57

@†紫苑†奈緒江のパリィは敵の攻撃が当たる直前じゃなくて、構えに入った瞬間に押す感じで安定しました。弥助のほうが判定が広いから最初はそっちで練習すると楽かも。

どうしよ3月22日 15:14

壁際でカメラが埋まるのは笑うけど 外の戦いは気持ちよくてずっとやってられるw 弥助の振りが重いのがいい

やる気出ない3月22日 18:49

評価はそこまで悪くないみたいですけど、自分の環境だと設定下げてもカクつくんで萎えました。9790円も出したのに、結局PC買い替えまで待つんすかね。アクションは良さそうなだけに余計ムカつくっす。

トースター53月23日 00:11

奈緒江のピョンピョン動く感じと弥助のどっしり構える重さ、触り比べると別ゲーレベルで違って面白いっすね。ボタン押した瞬間にちゃんと技出てくれるからパリィ狙うのもストレスないし。潜入中に周りの雑魚が日本語で喋ってくれるおかげで、画面見失いかけても耳で敵の位置わかるのがかなり遊びやすい。

なんとなく3月23日 22:52

奈緒江で城内を屋根伝いに移動してる時、急に敵に見つかって慌てて飛び降りたら着地で即死しました。でもその後弥助で正面からなぎ倒しながら進むとすごく爽快で、どっちの遊び方もちゃんと楽しかったです。値段は高いけど、クリアまでやる価値はありました。

daiki513月24日 13:03

戦国時代を舞台にしたオープンワールドということで、フレーバーテキストや街中の看板の翻訳がどれだけ丁寧か気になる。日本語音声が標準なのは助かるが、固有名詞の読みが歴史資料と合っているかまでは確認できてない。アクションの粗は気にならないというか、むしろああいう手応えが好みだ。カメラが壁に埋まる現象は確かに起こるが、そもそも屋内戦では奈緒江の小回りを生かして立ち回れば回避できる範囲だと思う。弥助で無理に突っ込むからああなる。あとクリア後に解放される要素について何か情報持ってる人居たら教えてほしい。