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ELDEN RING Shadow of the Erdtree

ELDEN RING Shadow of the Erdtree レビュー:極限の立ち回りを強いる高難度DLC. 4,400円の拡張コンテンツながら、苛烈な連撃を放つ強敵と新たな武器群がかつてない緊張感を生んでいる。

斬鉄 · 2024年6月23日 · Steam版を約30時間プレイ、本編クリア済みキャラクターで影の地を踏破中

ボタン入力に対する確かな応答と影の地の洗礼

コントローラーを握ってすぐに確認したのは、ローリングの初動と攻撃入力の応答性だ。入力の遅延はなく、指先の操作がそのまま褪せ人の挙動に直結している。まずはこの当たり前の土台が維持されていることに安堵した。

本作は4,400円で配信された大型追加コンテンツだ。足を踏み入れた「影の地」は、本編の終盤をくぐり抜けた褪せ人を容赦なく叩き潰す調整になっている。雑魚敵の踏み込みからして早く、迂闊に距離を詰めれば数発で生命力を削り切られる。初動から一切の手加減がない。

広大な影の地を望むフィールド。初期地点から強敵が徘徊している。
広大な影の地を望むフィールド。初期地点から強敵が徘徊している。

極小の隙を突く攻防と苛烈な被弾判定

ボスの挙動は本編以上に熾烈だ。ディレイを効かせた大振り、広範囲を薙ぎ払う連撃、こちらの硬直を狩るような追撃が立て続けに飛んでくる。回避の終わり際に判定を残す攻撃も多く、目測をわずかでも誤れば即死に近いダメージを受ける。

パリィを狙う場面では、刃が当たる瞬間を見切る高い精度が求められる。受付の猶予はシビアで、少しでもタイミングが狂えば大盾ごと吹き飛ばされる。だが、敵の怒涛の連打を掻い潜り、攻撃後のわずかな隙に反撃をねじ込んで体勢を崩した瞬間の手応えは凄まじい。理不尽すれすれの判定に神経をすり減らす価値がある。

激しい連撃を繰り出す大型ボスとの白熱した交戦。
激しい連撃を繰り出す大型ボスとの白熱した交戦。

立ち回りの幅を広げる新たな武器と戦技

追加された武器種や戦技は、既存の戦闘スタイルを大きく塗り替える。格闘や新たな剣種など、踏み込みの深さや攻撃後の硬直がそれぞれ異なり、自分の間合いを再構築する作業が面白い。

硬直の長い大技をぶち込むか、手数の多い小技でローリングの隙を削るか。武器ごとに異なる判定の長さと振り抜きの速さを把握することで、敵の連撃の合間に挟める手数が明確に変わってくる。新しい戦技の踏み込み速度一つで戦局が激変するため、ビルドの試行錯誤が止まらない。

新たに追加された武器種を駆使した立ち回り。
新たに追加された武器種を駆使した立ち回り。

立体的なマップ構造とプレイ環境の手触り

影の地の構造は垂直方向への高低差が凄まじく、ダンジョンとフィールドの境界が曖昧なままシームレスに繋がっている。崖際を降り、建物の梁を伝って進むルート構築は、足場を踏み外せば落下の危険と常に隣り合わせだ。

なお、本作の音声は英語のみで日本語音声は収録されていないが、日本語の字幕とUI表示は完備されておりテキストの把握に不都合はない。入り組んだ大城塞で多数の敵とエフェクトが重なる場面では一瞬のフレーム落ちが起きることもあり、精密な回避を要求される場面では肝を冷やしたが、戦闘の密度がそれをねじ伏せている。

垂直に幾重にも重なるダンジョン内の探索。
垂直に幾重にも重なるダンジョン内の探索。

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