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FINAL FANTASY VII REBIRTH

FINAL FANTASY VII REBIRTH レビュー:前作の不満を薙ぎ払う戦闘の手応えと操作性. ミッドガルを出て広大な外の世界へ踏み出す三部作の第二作は、バトルの応答性と連携の組み立てが大幅に磨き上げられている。

斬鉄 · 2025年1月26日 · Steam版をコントローラーで34時間プレイ。日本語音声・日本語字幕。

ボタン入力に対する素直な応答

刀を振った瞬間の硬直と、そこから回避へ移行する挙動の滑らかさ。まず手元の感触を確かめて安堵した。前作で気になったボタンを押してから技が出るまでのわずかな重さが綺麗に消えている。入力遅延を疑うような引っかかりはなく、コントローラーのボタンを叩いた分だけクラウドの剣戟が敵の装甲に吸い付く。

ジャストガードの存在が前作の防御軽視を完全に覆した。敵の振り下ろしに合わせてタイミングよくガードを合わせれば、ダメージを完全に遮断しつつ反撃の起点を作れる。判定の幅は決して甘くないが、理不尽に潰されるような感覚はない。相手の予備動作を凝視して弾きをねじ込む手応えは、コマンドRPGの枠を遥かに越えている。

大剣の鋭い斬撃とジャストガードの火花が交錯する近接戦。
大剣の鋭い斬撃とジャストガードの火花が交錯する近接戦。

連携アクションによる立ち回りの拡張

今作の戦闘で最も評価したいのが、リソースを消費せずに繰り出せる仲間との連携アクションだ。ガード姿勢から即座に味方を呼び出して突進したり、空中の敵めがけて打ち上げてもらったりと、位置取りの自由度が段違いに上がった。地上戦に張り付かされがちだったクラウドの機動力が一気に跳ね上がっている。

さらにゲージを溜めて放つ連携アビリティが強烈なアクセントになる。大技の演出中も手元のテンポを乱さず、ヒット後の有利時間を利用して即座に追撃へ移行できる。キャラクターごとの攻撃判定の出の速さやリーチの違いがはっきりしており、誰を操作していても立ち回りを組み立てる面白さがある。

仲間と呼吸を合わせて繰り出す連携アビリティ。
仲間と呼吸を合わせて繰り出す連携アビリティ。

広大な荒野の探索とチョコボの挙動

ミッドガルを抜けた先の荒野は起伏に富んでおり、草原をチョコボで駆け抜ける疾走感は悪くない。段差の昇り降りや障害物の乗り越えに若干の引っ掛かりを覚える場面もあるが、騎乗時の加速感自体は小気味いい。各地に点在するスポットを巡る際も、移動のテンポが損なわれにくい作りになっている。

フィールドからシームレスに突入するエンカウントの処理も堅実だ。不意の接敵でも処理落ちで画面がカクつくような事態には遭遇しておらず、抜刀から初撃までの流れが淀みない。広大なマップを探索させながら、戦闘のキレを一切落とさない配慮が行き届いている。

広大な草原をチョコボに乗って駆け抜ける探索場面。
広大な草原をチョコボに乗って駆け抜ける探索場面。

視点移動の癖と価格設定の納得感

惜しいのは入り組んだ地形や複数の大型敵に囲まれた際のカメラ挙動だ。ロックオン対象が激しく動き回ると画面端で壁に埋まり、敵の攻撃モーションが見切れない瞬間が散見された。被弾判定そのものは正確なだけに、視認性の悪さから理不尽な被弾を招く場面は改善の余地がある。

それでも6,578円という価格に対して詰め込まれたバトルの手応えは破格と言っていい。日本語のボイスとテキストの同期も自然で、緊迫した交戦中の掛け合いが戦況の把握を助けてくれる。前作のアクション性に物足りなさを覚えていたプレイヤーほど、この引き締まった手応えに唸るはずだ。

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