指先の入力に即座に追従する針の斬撃
触ってすぐに分かる。前作の主人公と比べてホーネットの初速は段違いに速い。跳躍の頂点からの斜め急降下突きや、糸を使った瞬時の間合い詰めなど、繰り出せるアクションのどれもがスティックとボタンの入力に対して遅れなく反応する。キーの引っかかりや入力の重さはまったく感じない。
足場を掴んで這い上がる動作の硬直も短く、壁蹴りからの軌道修正が極めて素直に利く。着地際を狙ってくる雑魚敵の攻撃をギリギリでかわし、そのまま背後へ回り込んで針を叩き込む一連の流れが淀みなく繋がる。立ち回りの自由度が高いぶん、操作のミスはそのまま被弾に直結する設計だ。

熾烈なボス戦とシビアな回避の駆け引き
40種類以上用意されているというボス連中は、どれも予備動作からの発生が早い。こちらの回避の無敵時間をしっかり把握していないと、広範囲の薙ぎ払い判定に引っかかってあっさり体力を削られる。予兆のない理不尽なめくりや見えない攻撃の出始めで潰されるような雑な調整はなく、負けたときの理由はすべて自分の判断ミスだと納得がいく。
攻撃を当てて溜めたシルクを使って回復するか、それとも強力なスキルに回すかの選択も戦闘の緊張感を高めている。ボスの連撃の合間に挟まる一瞬の隙を見極め、針を刺し込むか回復の構えを取るか。判断を誤れば手痛い反撃をもらう。このギリギリのやり取りこそアクションゲームの醍醐味だ。

道具の運用とマップ探索の緊張感
道中で手に入る罠や投擲武器といった道具の存在もいいアクセントになっている。針一本では捌ききれない複数の敵を罠におびき寄せて拘束し、その間に各個撃破するような工夫ができる。200種類以上いる敵の配置がいやらしいエリアもあるが、手持ちの道具を組み替えて突入すれば十分に突破口が見える作りだ。
日本語のインターフェースと音声にも対応しており、メニュー周りの説明や道具のテキストは迷わず読める。苔むした洞穴から雨の降る丘陵地帯、そして頂のシタデルを目指す道程は険しい。どのエリアも嫌らしい位置に敵や罠が仕掛けられていて、道中を歩くだけでもコントローラーを握る手がまったく緩まない。

突き刺さる難度と高密度な作り込み
2,300円という価格設定に対して、詰め込まれている物量は破格と言っていい。本編をクリアした後に解放されるスティールソウル・モードのような高難度設定も用意されており、腕試しを求める層にはたまらない仕様だ。クリストファー・ラーキンの重厚なストリングス楽曲が、死線を行き来するバトルの空気をきっちり引き締めてくれる。
あえて不満を挙げるなら、一部の狭い足場での乱戦で、敵の攻撃エフェクトが重なって弾きのタイミングが見極めづらくなる瞬間がある点くらいだ。それでも、画面の処理落ちで挙動が狂うような致命的な雑さは見当たらない。純粋にプレイヤーの腕前を試してくる硬派なアクションだ。





コメント 24
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むずいけど面白いw 針ゲー楽しい
操作のキレがやばいわ! 糸のアクション決まった時の気持ちよさ半端ないな。難易度高いけど何度も挑みたくなるの分かるわ。
なんとなくさん、何時間くらいで最初のボス倒せましたか?これ自分のほうが進行度早い気がするんですけど、どうですかね?
操作のキレがやばいわ! 糸のアクション決まった時の気持ちよさ半端ないな。難易度高いけど何度も挑みたくなるの分かるわ。
むずいけど面白いw 針ゲー楽しい
ボスのモーションがしっかり見えやすいから、避け損ねても「今のは自分のミスだな」って納得できるのが良い。狭い足場の乱戦でたまにキャラ見失って被弾するのだけはモニョるけど、2300円でこれだけ遊べれば文句ないわ。
背景の描き込み本当に綺麗だな。薄暗いエリアに苔がぼんやり光ってるところとか、歩いてるだけで空気感に引き込まれる。操作のキレもいいけど、この世界観のビジュアル眺めてるだけでも買ってよかったわ。
先ほど、深い場所で戦うNPCと別れました。あんなに、力になってくれたのに、、彼がいなくなって、寂しいです。
色彩がとても綺麗で、驚きました。針の光沢感も、美しいですね。
操作感が評判通り良かったです。針の動きで移動するのが楽しくて、夢中で遊んでいました。普通に面白かったです。
@なんとなくなんとなくさん、何時間くらいで最初のボス倒せましたか?これ自分のほうが進行度早い気がするんですけど、どうですかね?
操作はいいけど視認性悪すぎるわ そこが惜しい
狭いとこでの乱戦、まじで何が起きてるか見失うことある。レビューの指摘その通りだと思うわ。地形のせいで敵と重なると判定わからんくなるんだよな。まあそれでもホーネット動かしてるだけでめちゃくちゃ楽しいから許しちゃうんだけど。
まだ序盤だけど、ホーネットがひとりで旅をする姿が、なんかさみしい。でも、出会う虫たちとの会話がぐっときます。あいつらは、きっといいやつだ、、、
わたしもやってるけど、ほんとにむずかしい。はじめのボスで10回以上しんだ。でも操作がきびきびしてて、しんでもまたやりたくなる。レビューに書いてあった「軽快」ってのはほんとだとおもう。
@静岡のミカ俺、同じくですな笑 最初のボスで15回は死にました。でも、この死にたくなる感じ、久しぶりですな。針の操作、癖になるわ。
難度高い。良作。
操作精度とボス戦の話、参考になったっす。最近の2Dアクションって当たり判定ゆるくてヌルいのも多いけど、これは歯ごたえありそうでむしろ好みっすね。2300円で敵のバリエーションも多いってんなら、買って損はなさそうっすわ。
@ryo0812「ヌルい」って具体的にどのゲームを想定してますか? そもそも2Dアクションの当たり判定を単純に『ゆるい/きつい』で評価するのって、判定の細かさと操作の要求精度をごっちゃにしてる気がするんですよね。本作の場合は操作側の入力受付がしっかりしてるからこそ、敵の判定が厳しくても理不尽じゃないわけで。レビューにもあるように予備動作が明瞭だから成立してる話であって、『歯ごたえがある』の一言で済ませるのは浅いですよ。あと価格の妥当性はボリュームだけで判断できるものでもないと思います。
@ジャイ子の先輩判定の細かさと要求精度を分ける…その指摘には同意なんだけど、それを言うなら『ヌルい』という言葉への反応も少し極端かな…入力受付がしっかりしていても、判定自体がガバガバならそれは難易度設計の問題だし…レビュー側もそこを混同して書いてるわけじゃないと思うんだけど…
狭い地形での乱戦が見づらいって件、マジでわかる。背景と敵が同化して謎の被弾をする場面が少しあった。でも針で糸にぶら下がって移動するときの気持ちよさが尋常じゃなくて、操作してて笑っちゃうくらいでした。日本語ボイスも違和感なかったし、2300円でこれだけ遊べるのは素直におかしいです。それくらい面白い。
@トースター5いや操作の気持ちよさは分かるけどな、これ新規は初っぱなから詰むで。レビューも難度高いって言うてるけど、『前作以上』って一言で済ませられる難度やないと思うわ。針でぶら下がるとこは確かに気持ちええけど、それで狭いとこの見づらさが帳消しになるわけちゃうし。まあ値段は妥当やけどな。
@トースター5その操作のキレ、90年代の格闘ゲームの入力受付時間を思い出しますね。糸のアクションもタイミングがシビアで、あの頃のゲーセンの感覚に近いと感じました。
@トースター52300円なら確かに安く感じるけど、この理不尽な乱戦の視認性の悪さは値段関係なくイライラするで。ここ修正せんとストレス溜まる一方やわ。
@仙台のサチ…視認性は確かに悪いけど…理不尽ってほどじゃないかな…自分の位置取りの問題もあるし…
レビューの『敵の攻撃判定と予備動作が明瞭』という点に誠に同感です。理不尽に被弾したと感じる場面が少なく、難しいながらも納得して挑み直せますね。
@くま2号レビューの通り敵の予備動作はかなり分かりやすい。ただ、分かってても体が追いつかないレベルで反射神経を試されるわ。丁寧に作られてるぶん、自分の操作精度の甘さがそのまま死因になる感じ。