PC環境に合わせた横画面表示と操作感
普段は経営シミュレーションや歴史ストラテジーばかり遊んでいる身だが、Steamの売上ランキングで13位に入っていた本作を触ってみた。スマートフォンや他社配信プラットフォームでも展開されてきた作品だが、Steam版は最初から画面比率が16対9の横型に整えられており、PCのモニターで遊ぶ際にも違和感がない。
マウス操作でトレーニングの選択や画面の切り替えが軽快に進む。ウマ娘ごとの個別ストーリーや最大18人が走るレース演出、その後のウイニングライブも大画面で崩れずに動く。日本語の字幕と音声が完備されている一方、ストアレビューでは日本在住の外国人プレイヤーから英語非対応に対する不満も見られた。国内向けに遊ぶぶんには設定に迷う箇所はない。

体力という資源を配分するターン管理シミュレーション
本作の核にあるのは、設定された目標レースの開催時期までにウマ娘の能力を整えるターン管理だ。練習を実行すればスピードやスタミナなどの数値が伸びるが、代わりに体力が削られる。体力が減れば練習の失敗率が跳ね上がるため、どこでお休みを入れて体力を回復させるか、どのタイミングでお出かけを使って調子を上げるかの計画が求められる。
限られたターンで必要なステータスを仕上げる手触りは、手堅い育成シミュレーションそのものだ。目標レースまでに数値を届かせるため、レベルの上がった練習を優先しつつ、サポート役が集まったおいしいターンを逃さず拾っていく。無駄な行動を挟む余裕が少ないぶん、狙い通りに能力値が伸びたときの達成感は格別だ。

体力の枯渇と不調が重なって練習が止まる瞬間
育成を進めていると、どうにも身動きが取れなくなる場面に出くわす。体力が削れているところで、目標レース直前のターンに限ってサポートが何人も集まる絶好の練習が来たりする。ここで欲を出して失敗のリスクがある練習に突っ込み、案の定失敗して調子を落とし、能力値まで下がると目も当てられない。
休んでいればレース本番には万全で臨めたはずが、欲を出した結果として体力も調子も削られ、次走の重要レースを落として育成計画そのものが崩壊する。この手の育成事故を予防するために、あらかじめ余力を持たせて進行するリスク管理の面白さがある。史実の競走馬を基にした個別イベントの選択肢でも体力や調子が変動するため、ただ数値を追うだけでなく臨機応変な舵取りが試される。

基本無料のカード資産とPCゲーマーの距離感
育成システム自体の噛み合いは良いが、土台となるのはスマートフォン由来の基本無料モデルだ。育成開始時に組み込むサポートカードの性能が育成結果を大きく左右する構造になっており、10連の入手手段に数千円相当を要する価格設定は、買い切りのシミュレーションゲームに慣れた感覚からすると割高に映る。
もっとも、特定のウマ娘をエンディングまで導く程度であれば、手持ちの範囲でやりくりする面白さは十分に味わえる。強さを突き詰めて対戦環境に挑むと課金圧が顔を覗かせるものの、日々の育成シミュレーションとして自前の駒を組み立てていく分には手堅い出来栄えだ。





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Steam版やってみたんだけど、設定で言語を英語に変えて再起動してもUIが日本語のまま直らないのよね。日本版Steamクライアントだと英語表示に対応してないっぽいです。あとメニュー画面開いてるだけでもグラボが結構ファン回ってて気になった。
Steam版やってみたんだけど、設定で言語を英語に変えて再起動してもUIが日本語のまま直らないのよね。日本版Steamクライアントだと英語表示に対応してないっぽいです。あとメニュー画面開いてるだけでもグラボが結構ファン回ってて気になった。