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The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered

The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered レビュー:見違えた帝都の風景と、変わらない古臭さの同居. 2006年の古典を現代水準の景観で再構築したリマスターであり、寄り道の楽しさは健在だが、昔ながらの単調な作業感もそのまま残っている。

クロガネ · 2025年4月22日 · PC(Steam版)でメインクエストと闘技場、いくつかのギルド任務を進めて約35時間プレイ

大幅に更新された景観と、地下水道を出た瞬間の手触り

チュートリアルとなる帝都の地下水道を抜け、外の景色が視界いっぱいに広がった瞬間、純粋に驚かされた。草木の密度、水面に反射する木漏れ日、遠景に霞むアイレイドの遺跡群の質感は、2006年当時の記憶とは別物だ。Virtuosが手掛けたビジュアルの刷新は表面的なテクスチャの張り替えにとどまらず、ライティングや地形の陰影まで丁寧に整えられている。

歩いているだけでもそれなりに絵になるのは確かだ。だが、足を踏み入れた遺跡や洞窟の内部構造自体は、昔のままであることにすぐ気づく。曲がり角の先にある宝箱の配置や、似たような石造りの回廊が延々と続く構成は手を加えられていない。外見がどれだけ今風になっても、探索のテンポそのものは昔のゲームのままだ。

シロディールの自然風景。遠景の木々やライティングの質感は細部まで作り直されている。
シロディールの自然風景。遠景の木々やライティングの質感は細部まで作り直されている。

戦闘と移動の調整、そして埋まらない古さ

剣を振る際の反応や敵に刃が当たったときの感触は、オリジナル版のフワフワした手応えのなさと比べれば改善されている。防御で敵の体勢を崩し、隙を見て切り込む動作の流れは以前より素直になった。それでも、敵のヒットボックスや単調な追いかけっこは初期のオープンワールドの範疇を出ない。弓を引く動作や魔法の切り替えも、現代の同ジャンルと並べるとやはりもたつく。

ファストトラベルやマップの視認性など、UI周りには最低限の整理が入っている。無駄な往復を強いられる局面は減ったものの、荷物整理や装備の管理画面は相変わらず階層を行き来する手間が多い。手触りを軽くしようとした形跡は見受けられるが、劇的な変化を期待すると肩透かしを食う。

敵との白兵戦。攻撃を当てた際の手応えは増しているが、立ち回りの単調さは残る。
敵との白兵戦。攻撃を当てた際の手応えは増しているが、立ち回りの単調さは残る。

オブリビオンの門と、同じ展開の繰り返し

各地で開き始めるオブリビオンの門に飛び込み、印石を奪って門を閉じる作業は、本作の象徴的な要素だ。赤黒い空と溶岩が流れる不気味な異界のビジュアルは強化され、初めの二、三回は緊迫感を持って楽しめる。足場を探しながら塔の頂上を目指し、邪魔なデイドラを排除していく工程は悪くない。

しかし、四つ目あたりの門を閉じる頃から、同じ展開の繰り返しが始まる。狭い溶岩地帯を通り、似た構造の塔を登り、同じ手順で中心部の石を抜く。門の数自体が多いため、中盤以降はこの作業が明確な足止めに感じられてくる。景色が綺麗になったぶん、そこで行われる単純作業のコントラストが余計に際立つ。

赤黒い空が広がるオブリビオンの領域。塔を登って門を閉じる手順は共通している。
赤黒い空が広がるオブリビオンの領域。塔を登って門を閉じる手順は共通している。

日本語表示の仕様と、拡張を含めた収録内容の価値

本作はインターフェースと字幕が公式に日本語化されている。フォントの収まりも自然で、膨大な書物や会話ログを日本語で読める恩恵は大きい。ただし日本語音声は用意されておらず、英語音声のみの対応となる。町人同士の唐突な世間話や、すれ違いざまの呼びかけを聞き流しながら歩くような遊び方では、字幕を目で追う必要がある。

価格は6,930円。これには「Shivering Isles」や「Knights of the Nine」といった主要な拡張コンテンツが初めから同梱されている。本編だけでも相当な物量があるうえ、狂気の神が支配する領域の奇妙なクエスト群まで網羅されているため、遊べる時間に対する価格設定としては手堅い。昔の感覚を割り切って受け入れられるなら、選択肢としては十分ありだ。

帝都の通り。テキストは日本語で問題なく読めるが、音声は英語のみとなる。
帝都の通り。テキストは日本語で問題なく読めるが、音声は英語のみとなる。

関連レビュー

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コメント 17

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★ 人気コメント

カツオの筆箱4月23日 21:15

帝都到着。景色は確かにキレイ。ダンジョンはまだ未挑戦。

鶴見のゆき4月26日 02:07

ほんまそれ。せめて日本語音声も入れてほしかったわ。街の雑談が英語のままだと字幕追うのも面倒やし、雰囲気ぶち壊しやねん。

藤沢のシンジ4月23日 11:54

¥6930はDLC全部入りなら妥当なとこじゃない?追加要素最初から揃ってるのは助かる。

通りすがりz4月22日 23:34

街を歩いてて良かった。地形が見直されてる。好感持てる。

なんとなく4月23日 01:23

@通りすがりz昔Steamで原作出たときも触ってたけど、帝都の風景見て『見直された』って言葉の意味がよく分かったわ。散歩してるだけで全然違う。

まだ4月23日 15:27

@通りすがりz散歩しとるだけでええな。もう買うわ。

藤沢のシンジ4月23日 11:54

¥6930はDLC全部入りなら妥当なとこじゃない?追加要素最初から揃ってるのは助かる。

きつねうどん4月23日 12:19

¥6930はちょっと強気な価格設定だなあ。セール来るまでウィッシュリスト入れて様子見するか(´・ω・`)

kohei_84月23日 15:16

@きつねうどんDLC全部込みでコレは妥当な価格なんじゃないかな…ただ、それが遊びやすさに直結するかは別の話…一本道のダンジョンは古さを感じる…景色は確かに綺麗だから散歩ゲーとしては楽しめる…

magnet4月23日 21:20

@kohei_8なるほど。DLC全部入りなら価格相応なのは理解できます。ただ、最速ルートや効率的な進め方は原作から変わってるんですか? 追加装備とかで攻略ルート変わってそうですが。

;4月25日 12:26

@magnet攻略ルートが変わるか気にしてるっすけど、マップがほぼそのままなら移動も昔と同じ最短ルート走るだけっすよ。何回潜り直したところで、ダンジョンの単調さは変わらんっすね。

naoki7144月25日 20:03

@kohei_8景色は綺麗になったみたいだけど…やっぱり中身の古さは隠しきれないのかな…定価で買うのはちょっと待ったほうがいいかも…。

おかもと4月23日 20:00

日本語音声無いのは減点やな。街中でぼそぼそ言うてるの聞けへんのは雰囲気逃すわ。

鶴見のゆき4月24日 00:06

@おかもとせやせや、しかも日本語フォントが安っぽいねん。明朝体でええのにゴシック体にしてて読みにくいわ。UIも含めて統一感がない。

カツオの筆箱4月23日 21:15

帝都到着。景色は確かにキレイ。ダンジョンはまだ未挑戦。

漆黒の零4月24日 20:33

定価6930円は高すぎる。セール待ちの一択。

ゆらり4月25日 13:40

当時の古臭いダンジョン構造をそのまま残した判断は正直理解に苦しみます。リマスターならそこはいじるべきでは。

さとうの叔父4月25日 23:22

リマスターといっても根っこが古いゲームにこの値段はちょっと勇気がいるばい。せめて半額くらいにならんと、手が出せんばいね。

鶴見のゆき4月26日 02:07

ほんまそれ。せめて日本語音声も入れてほしかったわ。街の雑談が英語のままだと字幕追うのも面倒やし、雰囲気ぶち壊しやねん。

まっつん4月28日 15:09

景色やばいわ。帝都のライティング、神だな。散歩してるだけで楽しいわ。でもダンジョンは単調すぎるな。ローグライクのランダム性に慣れてると、毎回同じルートなのは辛いわ。DLC全部入りは嬉しいけど、リマスターならもう少し何とかならんかったんかな。価格は…うーん、セール待ちでいいかもな。