ボタン入力への素直な応答と武器の重み
パッドのボタンを押し込んだ瞬間に、主人公の刃が迷いなく走る。過去のシリーズで気になっていた攻撃前の余計なもたつきが消え、入力から初撃の発生までが早い。技の出始めをキャンセルして回避や防御へ移る猶予も納得のいく範囲に収まっており、動かしていて手元にストレスがたまらない。
通常攻撃の連打で敵を散らすだけの作りではない。敵兵の構えを見てから差し込む一撃に確かな手応えがあり、肉を断つような硬質なヒットストップが指先に伝わってくる。攻撃後の硬直時間も武器ごとに差別化されていて、大振りの技を空振りした際のリスク管理がアクションとしての緊張感を生んでいる。

見切りと弾きが機能する一騎当千の現場
押し寄せる軍勢の中で、敵将の予兆を見極めて弾く瞬間の心地よさが際立つ。敵の攻撃モーションにはしっかりとした溜めがあり、判定の持続も見た目通りで理不尽に吸い込まれる感覚が薄い。正面から打ち合うタイマンの場面では、しっかりとした剣戟アクションの駆け引きが成立している。
ただ、周囲の一般兵が密集した乱戦になると話が変わる。画面端や背後から飛んでくる槍の穂先が見えづらく、敵将の攻撃に集中したい場面で横槍を食らう場面があった。カメラが引いた際に敵の輪郭が埋もれやすいため、混戦時の当たり判定に対する割り切りは多少求められる。

戦局を動かす指示と名もなき英雄の物語
オリジナル主人公である名もなき英雄の視点で進む構成は、戦場の一兵卒から成り上がる生々しさを補強している。日本語の音声と字幕に対応しており、怒号が飛び交う激戦の最中でも状況の報告が耳へ自然に入ってくる。字幕を追って視線を奪われないのは、激しい近接アクションではありがたい。
個人の武力だけで全てを片付けるのではなく、味方の部隊と連携して前線を押し上げるタクティカルな要素も機能している。敵の拠点を崩すために号令を出し、味方の突撃に合わせて敵陣へ切り込む流れは、単調になりがちな拠点制圧に良い起伏を作っていた。
9,680円という強気の価格設定と動作
価格は9,680円と、一般的な新作の中でも一段高い位置にある。安易に手を出せる値段ではないが、過去作のルーチンワークめいた戦闘から脱却し、歯ごたえのあるアクションとして再構築した労力は十分に伝わってくる。ハイリフレッシュレートに対応した環境であれば、群衆が画面を埋め尽くしても滑らかな描画を保てる。
カメラの挙動と乱戦時の被弾視認性にはまだ改善の余地があるものの、攻撃と防御のやり取りを真っ当に楽しめる良作だ。大味な無双に飽きていたアクション好きほど、この引き締まった手応えに触れる価値がある。






コメント 17
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まだそこまで詳しく検証できてないけど、武器によって弾きやすさとかヒットストップの感触って結構変わるのかな?大ダメージ狙える立ち回りは気になるところ。
もう最高難易度で全クリした人います?これ武器ごとのヒットストップの差を検証してるんですけど、どの武器種が一番弾きから大ダメージを稼げるのか最適解を知りたいです。やっぱりリーチより手数の多い武器で攻めるほうが効率いいんですかね?
一般兵が密集してると確かに敵将の予兆は見失いがちだけど、慣れてくれば感覚で弾きを合わせられる場面も増えてくるよ。
ヒットストップの手応えがまじで最高だわ。敵将の攻撃を見切って弾いた瞬間のあの重い音、あれだけで脳汁でる。9,680円の価値はあると思うし、カメラが乱れるのなんて逆に乱戦っぽくて熱いまであるな。
9,680円の壁は厚いですねぇ。Steamのセールで安くなるまで、じっくり皆さんのレビューを見て攻略のコツを予習しておきます。日本語ボイスで乱戦の状況が把握しやすいのは、アクション苦手な自分にも助かる要素かもしれません (´・ω・`)
まだそこまで詳しく検証できてないけど、武器によって弾きやすさとかヒットストップの感触って結構変わるのかな?大ダメージ狙える立ち回りは気になるところ。
もう最高難易度で全クリした人います?これ武器ごとのヒットストップの差を検証してるんですけど、どの武器種が一番弾きから大ダメージを稼げるのか最適解を知りたいです。やっぱりリーチより手数の多い武器で攻めるほうが効率いいんですかね?
ヒットストップの差について、刀と槍でタイミングが変わるとしたら、それに合わせた攻略が必要ですね。武器ごとのデータがもう少し欲しいところです。
敵将の攻撃予兆が見えにくい問題、乱戦だと余計に気になりそうだな…雑兵が密集してると見失いそうだし。まあそういうゲームの宿命かもしれないけど、9680円出すならカメラ周りはもうちょい頑張ってほしかったかも。
敵将との攻防の駆け引き、読んでるだけで燃えるな (´・ω・`) カメラの見づらさはちょっと気になるけど、それでも遊んでみたいと思った。
レビューで、ボタン連打をやめて読み合いになったというのを読んで、ちょっと懐かしくなったわ。そやけど、昔の無双は、もっと雑に気持ちよく斬れたもんやで。今回の見切りと弾きの読み合いは、最近の親切なゲームにはない真剣勝負の味がする。一般兵にまぎれて敵将の予兆が見えにくいのも、乱戦でカメラがぐちゃぐちゃになるのも、画面が敵で埋め尽くされた昔の理不尽に比べれば、こんなん可愛いもんや。ただな、9,680円はわしにはちょっと高い。今のゲーム一本の値段で、昔のアーケードなら何日分も遊べたのになあ。
@寅さんの鞄昔の無双が理不尽だったからって、今の仕様を手放しで肯定するのも違う気がする。昔が悪かったから今が良いって理屈は免罪符になりがちだし、ちゃんとしたアクションとして面白いのかどうか見たいんだよね。敵将との読み合いが本当に機能してるのか、攻撃の出の速さとか踏み込んだ感想がもっと欲しいな。
@ジャイ子の先輩いや、その理屈はおかしいと思うんだけど…昔が悪かったから今がいい、という話と、アクションとしての完成度を論じるのは別次元の話だよね…敵将の攻撃の予兆が見えにくいのは事実として、それに対する適切な立ち回りや回避の選択肢が用意されているか、という点にフォーカスして検証するのがレビューの役割じゃないかな…
@ジャイ子の先輩一般兵が密集してると確かに敵将の予兆は見失いがちだけど、慣れてくれば感覚で弾きを合わせられる場面も増えてくるよ。
手応えはしっかりありそうで楽しそうね。でも定価9,680円はやっぱり躊躇するわ。もう少し安くなるまでウィッシュリストに入れて寝かせておくつもり (´・ω・`) 日本語ボイスで乱戦の状況が分かりやすいのは魅力的だけど、セールを待ってからでも遅くないかな。
@きつねうどん自分もセール待ちのほうが賢い気がする…。とりあえずSteamレビューが賛否両論になるまで待ちます…
無双って昔から雑魚を撫で斬りにするゲームやと思てたんやけど、今回はちゃんと敵将との読み合いがあるんやな。見切りと弾きが機能してるいうのは信用できるわ。値段は張るけど、この手応えなら許せる範囲やないかな。ただ、一般兵が密集して敵将の予兆が見えんのは、やっぱ乱戦ゲームの宿命か。
@栄のヒデそれな。9,680円は高すぎ。
@栄のヒデほんとそれ。見切りと弾きの駆け引きがあるだけで、これまでの無双とは別物の緊張感あるよね。
このレビュー見て気になってます。アクション苦手でも途中で投げずにいけますか…? あと9,680円ってやっぱり高いですか? 買う直前の確認画面で止まってます…