レバー入力の引っかかりがない手触り
ボタンを押した瞬間に技が出る。格闘アクションでいちばん大事なのは入力遅延の少なさとレスポンスの素直さだが、その点で本作の立ち上がりは悪くない。通常技から必殺技への繋ぎやコマンドの拾い方は上々で、指先の意図が画面の挙動に直結する快感はきっちりある。日本語の音声も画面のインターフェースも最初から完璧に揃っていて、対戦前のセットアップで不快な引っかかりを覚える場面はなかった。
ただ、操作スタイルをクラシックなアーケードスタイルと簡易入力のスマートスタイルから選べる設計には少し違和感が残る。方向キーと単一ボタンで必殺技やコンボが成立するスマートスタイルは確かに触りやすい。しかし、実際に勝負を左右するREVアーツの重ね方やゲージ管理の手間まで帳消しにしてくれるわけではない。入口を広げたつもりで、実際には奥にある複雑なルールの海に初心者をそのまま放り込んでいるように見える。

REVブロウの押し付けが招く大味な判定戦
本作の核となるREVシステムは、開幕からREVアーツやREVアクセルといった強化技をぶっ放せる攻撃的な作りだ。だが、このシステムが面白いかと言われると手放しでは頷けない。ゲージの限界まで使い切るリスクはあるものの、序盤から相手に触れさえすればコンボを異常に伸ばせてしまう。結果として立ち回りの差し合いよりも、いかにゲージを使って一方的に触るかという単調な作業に傾きがちだ。
特に気になるのがS.P.G.ゾーン突入時に使えるREVブロウだ。空中で出せるうえに分厚いアーマーが付いており、ガードさせた後の隙もほとんどない。理不尽な判定で強引に突っ込まれると、丁寧に地上戦を作っていた側が馬鹿を見る。ジャストディフェンスを狙って迎撃しようにもリスクとリターンが釣り合っておらず、被弾した際の起き攻めまで確定するような技をこの性能で放置しているのは、判定の厳密さにこだわる身としてはストレスが溜まる。

EOSTの育成要素とオンラインの現状
1人用のRPGモードとして収録されているEOSTは、サウスタウンを舞台に経験値を稼ぎ、スキルを付けてボスを倒していく構成になっている。オフラインでキャラを動かす練習としては使えるが、遊ぶためにインターネット接続とアップデートが必要なのは少し面倒だ。条件付きのミッションをこなす作業感が強く、対戦ツールとしての基礎を磨く道場というよりは、単調な水増しコンテンツをこなしている感覚が先に立つ。
Steamの国内売上ランキングで4位に入り、745円という信じられない価格設定もあって購入者の母数はそれなりにあるはずだ。ストアの評価も非常に好評を維持している。だが、実際にランクマッチに潜ってみると同ランク帯と綺麗にマッチングする機会が少なく、極端に強い相手と連続で当たる場面が目立つ。初心者お断りのシステム密度とマッチングの偏りが噛み合ってしまい、腰を据えて腕を競い合える環境が整っているとは言い難い。

26年ぶりの復活が抱えるチグハグさ
2Dライクなアートスタイルと派手な演出の噛み合わせは悪くない。だが、画面写真で見るようなアニメ調の絵の味が、3Dモデルのアクションとして動いた途端にどこか平板な質感へと落ち着いてしまうのはもったいない。昔のドット絵時代が持っていた重みやキレを求めていると、現代的なポリゴン格闘ゲームの軽さに肩透かしを食らうかもしれない。
手足の挙動や技の出始めに対する操作感そのものは研ぎ澄まされている。それだけに、強引すぎるREVブロウの突進や、詰め込みすぎて散漫になったシステム全体の整理不足が足を引っ張っている。格闘アクションとしての骨格が優れているからこそ、大味なぶっぱなしが許されるバランスの甘さが余計に浮き彫りになっている。





コメント 2
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普通に面白かったです。745円で日本語ボイスまでついてて、操作のレスポンスもいいからお得感ありました。REV周りのシステムは結構複雑だけどスマートスタイルで触る分には遊べました。買って損はないと思う。
Steam版やってるけどREVブロウのガード硬直少なすぎて押し付けが強すぎる。アーマーもついてるし判定見直してくれないと対戦キツい。ボタン入力のレスポンスはいいし745円なら全然許容範囲だけどさ。
Steam版やってるけどREVブロウのガード硬直少なすぎて押し付けが強すぎる。アーマーもついてるし判定見直してくれないと対戦キツい。ボタン入力のレスポンスはいいし745円なら全然許容範囲だけどさ。
@針金/ken普通に面白かったです。745円で日本語ボイスまでついてて、操作のレスポンスもいいからお得感ありました。REV周りのシステムは結構複雑だけどスマートスタイルで触る分には遊べました。買って損はないと思う。